ホンダはどうだろう。ここがどう出るかがひとつのキーポイントになる。もし、ホンダも定価販売に踏み切れば、日本の乗用車マーケットはそれこそ何十年ぶりに正常になると言ってもいい。私は経営評論家ではないので、どこがどう売ろうとあまり関心がないが、これまで日本の自動車マーケットで慣例となってきた値引き戦術が、マーケットに不健全な空気を淀ませてきたことは確かだ。なるほどユーザーにとってはクルマは安いほうがいい。
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しかし、どのメーカーもクルマを売り、利益をあげることで従業員に給料を払っているのだ。ユーザーに、価格を底ナシにまけられるかのような幻想を抱かせることはそもそも間違いなのだ。そのへんに2、3年前からの日産のピンチの原因があると思うし、三菱も同じだ(日産についで三菱も経営にいきづまったが、ことによると三菱はダイムラーが再建に乗り出すかもしれない。いずれにせよことは急を要するから、年内には方針が決まり、動き出すであろう)。日本は自動車メーカーの数が多く、消費される以上に商品を作る傾向が強い。