角質層の水分不足から、小ジワが生まれる

2011.03.31

シワのできはじめは、「小ジワ」です。この小ジワが少しずつ深く長くなり、やがて正真正銘のシワになっていきます。小ジワは、皮膚のいちばん外側にある表皮の、角質層で起こっている問題です。その原因はズバリ「水分不足」です。人体の約6割は水で、ふつう毎日2.5リットルもの水分が私たちの体を出入りしています。食べものを食べなくても、現代の日本人なら1週間程度は生き延びられますが、水なしでは1日で生命の危険に瀕します。水は命の源泉なのです。体内の水分は生命力や若さの象徴で、老化が始まると水分も少しずつ減っていきます。生まれたばかりの赤ちゃんは88パーセントが水分ですが、成人で60パーセントに、60代で50パーセントに、80歳ともなれば35パーセントにも落ちこむといわれています。老化とは、簡単にいえば「干からびること」です。ケガや病気をしたわけでもないのに、ただ老化するだけでひじやひざの関節が痛むようになりますが、それも関節内の組織の水分減少が大きな原因になっています。それは関節ばかりではなく、体全体で起こっているわけです。当然、皮膚の角質層でも、中高年ともなると水分減少は起こっています。あるいは、乾燥した空気にさらされたとか、強い界面活性剤で洗った、肌に良くない化粧品を使ったというような要因も考えられます。しかし、その多くは、老化による水分減少です。しかも、血液循環の問題がこれに重なってきます。血流が悪いと組織への水分供給が十分に行えなくなり、皮膚の乾燥はさらに進みます。現代社会では若い人たちも循環不良の問題を抱えていますが、それでも若いうちの肌はまだみずみずしさを保っていられるのです。それが30代、40代と進んで基礎代謝も新陳代謝が低下すると、水分はあまり必要なくなり、角質層の乾燥は加速度的に進んでいきます。これが小ジワヘの道すじです。
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