簡単に東京大学受験のシステムを確認しておこう。東大は(センター試験を経て文科・理科各類による3倍〜4倍程度の選抜足切りのあと)出願によって前期試験と後期試験に分けられる。前期試験では4教科5科目(文系では社会2科目、理系は理科2科目)が受験科目となる。また、後期試験は前期の学力試験で測れない能力を持つ学生選抜のための制度で、文系は論文2科目、理系は論文と理科および総合科目と、論理的思考力を試される特殊な出題傾向が特徴的だ。なお、理科III類のみ、面接試験も加えられている。ちなみに、アンケートを採った学生は文系、理系と分かれていたが、やはり文系の後期試験(論文)専願の合格者だけは、他とは学習方法(および受験勉強の方法論がかなり違ったようだ。社会の出題は「教科書の範囲内」という点は間違いないが、理科に関して言うと、たとえば教科書で扱う公式を、そのまま適用できない論理性重視の出題など、ひねった問題が出されたという印象も。ただ、英語と数学に関しては、同レベルの国立大学より解答しやすい、といった感想が多く聞かれたのも確かだ。