市内の集積所で回収したアルミ缶などの資源ごみは、スクラップ業者などに販売され、2007年度で約2700トン、2770万円になる。一方、市民がクリーンセンターに持ち込んだ資源ごみは、2007年度700トンあり、業者への売却益は一部事務組合に入る。年間4000トンほどになる焼却灰の3分の2は愛知県内の財団法人の埋め立て処分場に埋め立て、残りは名古屋市と奈良県の産廃業者に溶融処理などをしてもらっている。ボックス廃止と細かい分別の効果でいったん激減したごみは、徐々にリバウンド状態だ。住民の安心感と慣れが影響したのかもしれない。ごみの総量は、約3万トン。1人日1111グラムと、ちょうど全国平均にすぎない。リサイクル率が低いのは、資源の収集日が月2回しかなく、せっかく細かい分別を決めても、市民がそれを嫌がり、古紙などの資源を〈可燃ごみ〉に混ぜて出しているといった理由もある。「分別の種類を減らしてほしい」という市民の声もある。ある市の職員は、「分別が多ければ多いほどいいという考えだったが、これからは市民が出しやすい方法や、分別のあとに機械で選別して資源ごみの品質を高める方法を検討する必要がある」と話す。碧南市の教訓は、分別数だけ誇っても、市民から支持されなければ何の意味もなさないという単純な事実にある。