豊胸材を入れている女性

2011.03.31

医学研究者は、自分の結論の根拠となる証拠をいかにして発見するのか?科学の〈研究の進め方〉には決まった型がある。まず、解きたい疑問を公式として表し、その答が出るような研究計画を立てることが必要だ。疑問は通常は〈仮説〉として表される。豊胸材を入れた女性は、他の女性より結合組織病を発病しやすいということは一つの仮説である。(技術的な理由で、それは通常否定形で表現される。すなわち豊胸材を入れた女性がすることは起こりそうもないというように。これは帰無仮説と呼ばれ、研究者は帰無仮説が間違いであることを証明しようとする。)科学的疑問を解くための第1段階は明瞭で単純に見えるが、ここで間違いがたびたび起きる。例えば、結合組織病の危険性を豊胸材が増すかどうかを知りたいのであれば、結合組織病であることを示すふさわしい証拠を選び、豊胸材を入れている女性の場合に、入れていない女性よりもその証拠がよく見られるか否か決定する必要あがる。その場合、例えば、豊胸材を入れた女性が疲労しているかどうかを調べても適切な研究とは言えないだろう。なぜなら疲労は結合組織病と特に関係がないから、疲労の有無はこの科学的疑問を解明するのに直接的には役にたたない。掲げた疑問と研究中に観察される事柄とはぴったりかみ合うものでなければならない。
(参考情報)
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