全国の自動車の保有台数は、年々増加し続けており、九五年末には約六七〇〇万台となりました。現在では、子供から老人まで含めて、二人に一人以上の人が車を保有している状況となっています。これらの車は、新車として販売されてから、中古車として転売されることも含めて、平均的に約九年の寿命を経て廃棄処分されることになります。九五年には、一年間に新車が約六九〇万台販売されたのに対して、約五〇〇万台の車が廃棄処分されているのです。それでは、これら五〇〇万台の廃自動車はどのように処理・リサイクルされているのでしょうか。廃自動車は、一般にディーラーを通して、また自動車修理業者を通して、あるいは個人から直接自動車解体業者に渡されています。